茶道のおけいこ日記。はじめてのお茶会

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遠くに聞こえる子どものはしゃぎ声と目の前の静かな空間に癒されるひととき。

からふるらいふを読んでいただきありがとうございます。
こんにちは、なかみー(@nakamii_15)です。

夏から茶道教室に通っていますが、昨日は初めてお茶会に参加しました。
というのも通っている教室の「炉開き」ですが。

茶道では季節に応じて炉と風炉を使い分けます。4月から10月は風炉、11月から3月までは風炉を使います。「炉開き」とはその名の通り風炉を閉じ炉を開く行事です。本来は亥の月の最初の亥の日に開かれるんだそうです。
なんで亥の日かと言うと、陰陽五行説から来ているようです。
亥は陰陽五行説で水にあたり、火災を逃れるとされるため、「亥の月の亥の日から火を使い始めると安全」といわれていました。

また、「炉開き」は「茶人の正月」ともいわれています。茶の湯の世界では一大イベントなんです。

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左下の釜が炉です。炭を入れて釜を温めます。パチパチと炭が燃える音が心地よかったです。

まだお客さんの作法も覚えていないので参加するのが不安でしたが、先生が「今日はお作法がどうとかよりも、楽しんでください」とおっしゃったのですごく気が楽でした。

お軸とお花

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今回のお軸は「壺中日月長(こちゅうじつげつながし)」。
由来は中国のおとぎ話です。ひとことでまとめると中国版浦島太郎で、壺の中に素敵な世界があって、10日ほどしか経っていないと思いきや数10年経っていたというお話です。

何を伝えたいかというと、心のあり方で世界は変わるということです。
「住めば都」も「楽しい時があっという間にすぎる」のも心の持ちようです。身の回りの現実に文句を言うよりも、自分の心と向き合って見方を変えてみては?ということを言っています。

最近仕事いやいやモードのわたしにしみた言葉でした。
そうですよね、嫌な仕事も人生経験。前向きに向き合ってみます。

お花はツルウメモドキです。小さい赤い実が可愛らしいお花です。

せっかくなので着物で参加

わたしが茶道を始めた理由のひとつは着物を着たかったから。せっかくなので頑張って着物を着てみました。
炉開きは茶人の正月とも言うだけあり、本当は紋付の着物でなければならないのですが、先生が小紋でもOKとおっしゃったので助かりました。

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YouTube見ながら自分で来たのは我ながら褒めたいところ。けれどもおはしょりとか上手く処理できなくて、茶道教室の生徒で着付けの先生をされているもり先生から「あなた私のところに通いなさい!」とお声がけいただき習うか検討中です。平日の夜なんだよなあ。

お菓子

伝統菓子“亥の子餅”をいただく

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Photo by 甘春堂
写真が撮れなかったのでお借りしました。

炉開きでは「亥の子餅」を食べる風習があるそうです。元々は古代中国の習わしで、「亥の月、亥の日、亥の刻に餅を食べれば無病息災である」といわれたそうです。

見た目おはぎですが、求肥のおもちが柔らかくて美味しいお菓子でした。

干菓子も秋っぽくて可愛かったです。

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障子越しに入る陽の光を浴びながら先生が点てた美味しいお茶をいただくのは至福のときでした。

次の茶道教室でのお茶会イベントは年明けの「初釜」です。それまでにお稽古を積んで準備のお手伝いができるくらいに上達したいです。

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